泉山元・堀井裕子二人展
三陸復興国立公園展 ~3.11から10年~
2021/7/20(火)~25(日)
晩翠画廊
東日本大震災から10年の節目に際し、被災地の復興をテーマにした写真展「三陸復興国立公園展」を開催しました。写真展では堀井裕子氏との二人展とし、被災と復興という異なる作品により、被災地のこれまでの10年と未来への希望を発信する展示となりました。
堀井氏の作品は、自身がボランティアとして現地入りした際に撮影された震災時の記録であり大震災の追憶でした。そして被災から10年、当時被害の大きかった鉄道、道路そして港も復興し、震災前と変わらぬ美しい風景を取り戻した三陸海岸を、三陸復興国立公園の入り口である八戸市・蕪島から北三陸にかけて撮影し作品としました。写真展会場では2人の作品を対比させることで復興の道程を感じ取ることが出来たのではないでしょうか。
記/photo:泉山元 / HJPI320610001180
泉山元・堀井裕子二人展
上記写真展が仙台市中心部の晩翠画廊で開催された。
東日本大震災から10年目、津波に襲われた三陸の復興を願い 『三陸復興国立公園展 ~3.11から10年~』と題した写真展である。初日は大勢の来場者のもとチェロの演奏をバックにオープンセレモニーがあった。泉山元氏の作品は震災後10年、ウミネコ繁殖地として国の天然記念物に指定されている朝焼けの蕪島や、今なお美しい三陸海岸の風景を高いアングルで撮影されていた。また、堀井裕子氏の作品は震災後まもない2011年9月ボランテアとして訪れた宮城県七ヶ浜町の状況などが克明に記録されていた。この写真展で被災された方々の「忘れないで!!」の懐いをお伝えできれば幸いですと話されていました。
記:中村輝一
photo:米山光昭